パンチンググローブ の個人輸入代行通販商品一覧

パンチンググローブとは?

薄い緩衝材でシンプルに作ってある練習用のグローブのことです。

一般的な「ボクシンググローブ」のように大きく膨らんだタイプとは違って、普通の手袋とも形がさほど変わりません。

対人用ではなくミットやサンドバック打ちトレーニングが想定されています。

オンス数も極めて軽く、内側にある緩衝材となるウレタン製のスポンジも非常に薄いので装着していてもベアナックルに近い感覚になります。

ムエタイを始めたばかりの初心者やシェイプアップ目的で始めた方などはまずパンチンググローブで十分です。

パンチンググローブのメリット

基礎をしっかり習得できる

パンチンググローブは軽くてクッションも薄いので、素手に近い感覚でパンチの打ち込みができます。

逆を言えば始めたばかりでパンチの基礎技術が身についていない時期には役に立ちます。

ぜならスパーリンググローブのように分厚いものだと、拳の感覚がはっきりとつかめません。結果として正しい射入角度や打撃感が身に付かなかったり、悪い癖がついても気付けません。

一般的にボクシングのパンチは基本的に人差し指・中指方面で打つように指導されますが、最初の方はどうしても拳の下部、すなわち薬指や小指方面が当たりがちです。
これはパンチの角度でそうなりやすく、中には癖付いてグローブのそちらの方面ばかり擦り減ってる人もいます。

特に本格的にプロを目指している方には、正確な基礎技術と悪癖の矯正は重要となります。

ビギナーの頃にミット打ちやサンドバックでは、薄いパンチンググローブでトレーニングしておけばパンチングの感覚を身に付け、修正もしやすいです。

また拳が柔らかい時期なので、薄めのグローブで鍛え上げられます。

プロでも握りが甘い方は、始めの時期にしっかりとしたグリップを身に着けてなかったことが原因です。分厚いボクシンググローブなどではどうしても握りが弱くなりがちなので、そのまま癖付いてしまったわけです。

薄いパンチンググローブでは嫌でもグリップをしっかりと握らないといけません。そうでないとより痛みを感じたり、ケガすることもあるので、自然としっかりとしたグリップを作る癖も付くわけです。

ダイレクトなディフェンス感覚の習得

あえて素手に近いパンチググローブを装着してパンチやキックのディフェンスのやり方を身に付けることもあります。

これも正確なパンチの繰り出し方をマスターするのと同じ理由からです。

本格的なボクシンググローブだとクッションが分厚く、またサミングの防止から親指が動かせないタイプの物も多いです。

そうした保護過剰なものでキックの受け方、払い方やクリンチをマスターしようとすると、多少感覚的にずれることもあります。

そこであえて素手に近い感覚を作って、ディフェンスやクリンチを手先を使って覚えさせるわけです。

「打撃」の爽快な感覚を得られる

パンチのスタイルの矯正といったことだけでなく、しっかりとした打ち込みを感じたいという方にもぴったりです。

プロでも分厚いグローブで柔らげられた衝撃よりも、よりダイレクトな反発がかえってくるのを好む選手がいます。こうした選手はボクシンググローブでもクッションが控えめで小型のグローブを選ぶ傾向があります。

トレーニングで使いやすい

作りも簡単でオープンフィンガータイプなどもあるので着脱が簡単です。

ちょっと打ち込みしてから別のトレーニングをしたり、指先を使って他のこともできます。

手先のフットワークも軽くなるわけです。

価格も安め

メーカーや製品にもよりますが、ボクシンググローブよりは安価で入手しやすいです。

ずっと続くかどうか分からないビギナーも、大金をはたいて高いグローブを買わずにすみます。学生や経済的事情が苦しい人にもやさしいです。

どのようなパンチンググローブを選ぶか

自分の体格と体重を基本としてオンスも選びましょう。
また使いやすさやトレーニング目的に応じて使い分けるのも良いです。

メーカーによってパンチンググローブのサイズや種類もさまざまです。
同じオンス数であってもメーカーの方針で多少大きさがばらけることがあるので、よく確認しましょう。

あえて腕の筋力をつけるために重めのオンスを選んだり、拳を痛めないように中の緩衝材が豊富な物にしたり、手軽さ、使いやすさを重視して指を出すタイプの物を選ぶやり方もあります。

着脱などではマジックテープ式がが主流になってきていますが、紐式を好む方にはそちらのタイプもあります。

※注意点
中にはパンチンググローブでサンドバックやミット打ちをすると無視できない痛みを感じる人がいます。

ビギナーのうちは拳も手首も鍛えられていないので誰でも痛みは感じます。しかしある程度時間が経っても痛みが無くならず、トレーニングに支障をきたすほどであるならば、軽めのスパーリンググローブなどに変えたが良いかもしれません。

プロの選手でもどうしても骨にヒビが入りやすいとか、関節が腫れる、手首をいためやすい、皮膚が擦りむけやすいといった方が存在しますので、無理をする必要はありません。

またケガから回復したばかりの時期も、大事をとってボクシンググローブや厚めのパンチンググローブで保護したが良いかもしれません。

パンチンググローブの種類

一般的なパンチンググローブ以外にもさまざまなタイプがあります。

指出しグローブ

これは普通の手袋にもあるような指先の部分をカットしたタイプです。
軽くて通気性も良く指先も自由に使えるので便利です。

パンチンググローブとしては愛好者は分かれますが、シャドーボクシングからこれを使い、気分しだいですぐにミットやサンドバックを打てる、合間に物をつかんだり何か飲んだりできるなど、軽いトレーニングの時に使い勝手がいいようです。

総合格闘技などで頻繁に相手をつかむ競技や、手を使ったディフェンス、両手を組んで対峙する際などにも便利で、時と状況によって重宝します。

ムエタイのように打撃もあるスポーツで、指先を覆わずに大丈夫かと心配になるかもしれませんが、負傷は拳骨やその表面の皮膚も多いです。意外に要所だけを守るオープンフィンガータイプでも使えます。

ただし指先が無防備なのは事実なので突き指といった事故には注意する必要があります。

親指出しグローブ

全体的には他のグローブと同じようにナックル部分を保護しながら、親指だけは出たタイプです。

全てオープンになっているタイプよりも安全性が高く、同時に親指が自由なので、グリップをしっかり作れる効果があります。
また親指をつかいながらキックのディフェンスをしたり、クリンチの練習もやりやすいです。

過去にFairtex社が開発した物がベストセラーになったことがあったので、そのタイプをよく見かけます。

・オンスの軽いスパーリンググローブ

パンチンググローブが無い場合には、オンスの軽めのスパーリンググローブ(8オンス以下程度)で、パンチンググローブの代用にする選手も居ます。

これだとクッションも少なめでパンチの打ち込み感もよりダイレクトになってくるので、パンチンググローブと近い感覚になります。

メーカーの選択

これは本人の好み、懐事情や熱意によって十人十色です。

ほとんどのメーカーがパンチンググローブも出しています。
お気に入りのブランドやジムで肌合いが合ったといった基準で選べば良いでしょう。

選手の身体も戦いのスタイルもさまざまですし、プロ志向の方とアマチュアも違います。あくまで自分本位に自分が一番使いやすく無理の無いグローブを選びましょう。

ただし中には激安商品や怪しげなメーカーもあります。
ムエタイやキックボクシングは、時にはケガを伴う激しいスポーツです。値段だけで選んで後からケガなどがリスクがあると好ましくなく、相手側にも被害がいくこともあります。

目先の安さで後で事故を誘発し余計な治療費や身体にダメージを残したら元も子もなく、僅かな期間で再び買いなおすハメになることもあるので注意しましょう。

実際に本格的にムエタイに携わりたい場合、それなりに定評があるメーカーで、しっかりした製品を選んだが長い目で見たら得になるかもしれません。

本サイトで紹介してあるメーカーはどれも本場のタイや世界中で評価の高いものばかりです。

長年の信頼に裏付けられて生き残ってきたメーカーであり、パチモノや模倣品などは取り扱っておりません。

安心してお選びください。

手に入りやすいメーカー

Fairtex

非常に質が高い製品を送り出し続けているブランドです。

選手本位で質の高いムエタイ用品作りと技術革新力の高さで有名で、パンチンググローブでも世界的ロングセラーになったことがあります。

Fairtex製品で失敗は少ないでしょうが、質が高い分やや価格帯は高めです。

Windy

老舗メーカーだけあってパンチンググローブでも質的な問題はありません。

値段は抑え気味ながら質が優良なことで有名で、製品にこれといった欠点は見られません。
タイでは半世紀以上も支持されてきて、初心者が購入しても失敗が少ない無難なメーカーです。

ただ無難でオーソドックスなデザインが多い分、そうした面で不満を持つ選手もいるようです。

そこそこの値段で質も保証されたパンチンググローブを希望されるならWindyで失敗はないでしょう。

Winning

最高品質ともいってもいいトップブランドです。

プロや玄人の選手にWinningの愛好者は多いですが、高級品だけあって高値の品が多いです。
ムエタイを始めたばかりでWinningを選ぶかは本人次第です。

Twins

かつてはWindyの模倣品メーカーと言われていましたが、現在は企業努力によって質もデザインもかなり向上しています。
タイでもTopkingとシェアを二分するほどの人気になっています。

質や値段に関してはWindyとさほど差はありませんが、デザインの新規性に関してはTwinsの方が努力しているかもしれません。

緩衝材をたっぷり使った特製グローブも備えているので、人によっては気に入るかもしれません。

Windyの製品を考えているならば、似ているTwins製品も候補に入れて問題ないです。

Topking

タイでシェアが高い人気ブランドの一つでK-1 World Maxの公認グローブにもなっています。
値段もやや高めですが普及帯の物が多く、手に入れやすいでしょう。

造りとしてはクッションも効かせてある方なので、厚めのグローブが好みの方はTopkingで試してみても良いと思います。
Fairtexのグローブで手に負担や痛みを感じる方はTopkingを試してみるのもいいでしょう。