WINDY(ウィンディ) の個人輸入代行通販商品一覧

Windy　伝統と信頼に裏打ちされたブランド

Windyは1951年からムエタイ用品の販売を行ってきた老舗ブランドメーカーです。

その手頃な値段設定と欠点の無い品質で有名でムエタイの本場タイでは半世紀以上にわたって支持されてきました。

Windyの製品としての特徴は、総合的に優れた実用性があるところです。
ボクシンググローブで言えば革の質、フィット感、使いやすさ、耐久性など、どれをとっても平均値を超えており著しく劣った点はありません。

まだグローブの良し悪しが判断できないビギナーにとっては無難でとっつきやすい製品です。よく考えずにWindyを選んだとしても大きな失敗とはならないでしょう。
あまり気に入らなくても値段設定が良心的なのでそうひどい損失にはならないのも良いところです。

製品開発ではどちらかというと「実際の質」を重視した努力が為されていて、余計な飾りやカラーリングは省く傾向にあります。

言ってみればシンプルで無駄をそぎ落とした質実剛健なグローブとも言え、スタンダードな王道路線のメーカーです。

他社ブランドとの比較

Fairtexクラスと比較すると多少譲ってしまう点もあるかもしれませんが、全般的に質が良い中～上級ブランドです。

他の有名ブランドであるTwinsやTopkingなどに対しては引けをとりませんし、大体の質ではWindyの方に軍配はあがるでしょう。

こうした良質な製品作りと価格設定の結果として老舗メーカーとして生き残ってきて、一時はタイ国内で抜群の普及度を示しました。

タイでムエタイに携わる人間でWindyを知らない人間はまずいないと言われるほど確固としたブランドイメージが確立されています。

注意点

平均的に優れている所が逆に欠点にも

Windyの商品はほとんどにおいて水準以上ですが、そこが逆に不満をもたれる点かもしれません。

そうでもなければムエタイの本場で長年ブランドとして存続できませんし、そこは市場の評価を信用して良いでしょう。

ただし車などでもそうですが、平均的に素晴らしいというのは、逆を言えばあまり突出した魅力に乏しい点でもあります。

Windyは強烈な個性があるグローブでは無いので、もし選手が変えたいと思ったらこだわる理由が少ないかもしれません。

例えばグローブで最高峰の扱いをされているWinningなどは、フォルムといいフィット感といい、クオリティは抜群です。

しかし質に応じてかなり懐が痛む出費となります。その点でWindyは学生にも優しい価格設定で競争力があります。

しかしプロの選手やムエタイで経験を積んで、多少値が張ってもいいから最高級の品質のグローブを欲しい選手もいるでしょう。

メイウェザーなどのチャンピオンをはじめK-1の有名選手やプロ選手も愛好しているので、憧れを含めて最高品質のグローブを選びたいといった方も少なくないでしょう。

Windyは特殊技術をあしらってるわけでもなく「これ」といって選手を引き止める要素に乏しいかもしれません。

カラーリングが好ましいとか、デザインが凝ってて気に入ってるとか、人間工学に基づいた最新の技術で抜群の耐衝撃性を備えてあるとか、そうしたウリはあまり見つけにくいです。

逆を言えばそれだけ標準的なグローブとしてしっかりとした地位を確立してきたとも言えますし、不満が無いなら変える必要はありません。

どんな選手も自分に合って、一番いいパフォーマンスができるものを選ぶべきなのは確かです。

海外展開やインターネットの販売網が弱い部分がある

長年老舗メーカーとして愛好されてきただけに、それにあぐらをかいて企業努力を怠っているという批判もあります。

何度もムエタイの大会の公式グローブに選ばれ、スポンサーとして後援していることもあります。
しかし他社メーカーが世界レベルでジムを経営し、ムエタイ興行を後押しし、世界大会のスポンサーとなってプロモーションに力を入れたり、海外デザイナーまで招聘していることがあるのに、Windyはそこまで熱心ではありません。

タイ国内では伝統あるブランドではありますが、他の競合ブランドの派手な活動に比べると一歩引くところがあり、それがシェアにも現れています。

この姿勢は近年に急速に普及したインターネットでのビジネスにも見られ、ウェブを使った販売網の構築にも、そう熱心ではないように見受けられます。

そのためか現地に行けば比較的安価でバラエティに富む商品を手に入れられるのに、海外のファンがネットを通じて購入しようとすると、少し不満に思うケースも少なからずあります。「タイでは見かけたのに売ってない」といった事態も見られるでしょう。

現代においてはインターネットの強力な販売網は無視できません。ウェブは一瞬にして世界中のお客さんと関われます。上手くやれば継続使用や商品の交換などのアフターサービスも充実させることができます。

この辺りがもっと改善されれば世界的にWindyのファンも増加することでしょう。

デザインやスタイリングの革新性は少ない

現代のボクシング用品はビジュアルも無視できない競合要素ともなっていますが、Windyはデザインやスタイルの斬新さなどはあまり力は入れていません。

ボクシングと同じくムエタイにもショービズ的な側面もあるので、ファッション性も大事にする選手が出てくるのも仕方ありません。

Windyのスタンダードなスタイルは玄人好みで、ゴテゴテした過剰な装飾が嫌いなタイプの選手には好まれるでしょう。

しかし実際にあでやかなガウンやトランクス、ボクシンググローブで観客の目を惹きつける選手も多いです。マイク・タイソンは専門のデザイナーに数万ドルを払って特注のガウンを用意させたそうです。

スタイリッシュなグローブなどはボクシングファンでなくても魅力を感じるし、最近ではアートに近いほど見事な出来栄えのボクシング用品まであります。

そうしたものは市場でのアピール力も高いです。

スポンサーやテレビ受けも良く、女性選手にも好まれるでしょう。

車や洋服でも時にデザインも大きな魅力となり、贅肉や遊びをそぎ落としたWindyのグローブはやや面白みが欠けると感じる人もいるようです。

長年の歴史があって定着してる分、古臭いとか前世代のありふれた品として新鮮味を感じにくい点もあるようです。

特に後発で弟分であったTwinsなども質を向上させてきて圧倒的な差はありません。逆にデザインやスタイルの向上にも企業努力を重ねているので、Windyより格上に感じる人々もいるようです。

ユニークでデザインで有名なYokkaoなどは世界中で人気を博しており、特に欧米方面で爆発的に流行したこともあります。

やはりある程度のボクシンググローブが揃っている地域では、ほどほどの質と値段で勝負するだけでは目立てず、厳しいケースもあるようです。

「見てくれやプロモーションは重要でなく製品の質が一番だ」という選手もいますが、老舗でありながらこうした方面での企業努力の少なさが、現在シェアを奪われていってる一因ともなっているようです。

他ブランドの猛追を受けてWindyは今後どのように新しい展開を見せるかに企業としての存続がかかっており、また世界のファンがWindy製品を使い続けていけるかどうかが決まります。

Windyのボクシンググローブ

実用的な面から言うと、全体的に見てWindyは中のクッションを控えめにしてあるので、他社の同じオンス数のグローブより小さめの傾向があります。

もちろんただのボクシンググローブと比べると、キックにも対応できるように作ってあるので、それなりの厚みはキープしてあります。
しかし他社ブランドのムエタイグローブからWindyに変わると、慣れるまで少しきつめの装着感やパンチの感覚に違和感を持つかもしれません。

大きめで綿がたっぷり詰まったタイプを愛用されていた場合、硬すぎて動かしにくいという印象を持つ方もいるようです。

これはWindyの方針として、パンチの打ち込みの感覚を重視してあるからで、単純に良い悪いとは言えないところがあります。選手の好みもあるので各人によって評価は分かれるでしょう。

タイトな装着感が合う方や、はっきりと打ち込む感覚が欲しい場合には合っていますし、またパンチの角度やフォームを正確に身に着けたい時にも実地で修正しやすいです。

逆になるべくナックルを保護したい時や、拳・手首周辺の骨を痛めやすい方は何度か試してみてから購入したが良いでしょう。

他にも対戦相手に配慮しなくてはならない指導的なスパーリングでは、相手の痛みの度合いを考えて判断しましょう。
ただしWindyは革自体は上等でソフトな物を使ってあるので、革の粗悪さによる被害はあまりないと思われます。

耐久力があり使いやすい

Windyのグローブは着けはずしが楽です。
バンテージが嫌いな方もそれ無しで着脱が簡単です。親指の部分が開いていて試合中のクリンチもしやすく、またはめたまま物を扱うのにも苦労しません。

長年使ってると手首辺りのマジックテープがへたりがちという言う選手もいますが、それは個人の使い方の点もあり、他社の製品も似た状態にはなります。格別にひどいとまでは言えません。

ムエタイやキックボクシングのほぼ全ての練習に問題なく使えます。

選りすぐりの牛皮で手作りによって丁寧に仕上げられているので、手入れを怠らなければ数年は確実に持ちます。

こうした点が評価されて長年続くブランドになったのです。

Twinsと文字通り双子のような存在　取替え可能

同じムエタイ用品メーカーのTwins社はWindy社の親族が創った企業でもあり、製品はそっくりで違いは少ないです。

公式に認めたわけではありませんが、後発のTwins社は積極的にWindyをお手本に製品開発を行ってきたため、フィット感からデザインまで区別がつかないレベルの製品も存在します。

そのためもし過去にTwins社製品を使っていて悪い印象がなかったならば、Windyの製品も問題ないと思われます。

近年はTwinsもただのコピー製品ではなく、オリジナルブランドとしての努力を重ねており、デザイン性などではWindyを抜いたのではないかとの声もあります。

Twinsでいまひとつ良いのが無かったり価格で問題があるようならば、試しに似たWindyの商品を探してみるのも一つの手です。